作品紹介
納骨堂
幸國寺 琉璃殿
琉璃殿は古代ガラス製法による釈迦如来本尊と2040基の仏様で囲まれた8角形の伝統様式の建築で、LEDによる光の演出(春夏秋冬他の色の変化による連続パターン)をカード認識で演出を行い、極楽浄土をイメージした幻想的な納骨堂である。ハイテク納骨堂として海外からも注目されている。多くの雑誌、TVの取材を受け、近頃ではNHKニュース9で放映された。 設計コンセプトは、寺院門前の駐車場であった敷地に納骨だけの機能を有する独創的な納骨堂を設計することを目指し、移動式遺骨収蔵庫を6面に配し、前面室内側の琉璃基によるガラス壁を透視して故人と遺族が心を通わせる礼拝空間を創造した。カードで名前入りの琉璃基を認識できLEDの緩やかな点滅で故人と対話することができる。建築デザインは寺の古い山門(有形文化財)と調和する伝統的な和風様式を現代風にRC造で表現している。ガラスで統一したロゴマークや仏像、床の蓮弁、入口上のシュウユウ(厄除け)等は古代ガラス製法を日本に広めた由水常雄氏に制作を依頼した。須弥壇、陶製花瓶は設計デザインをして専門家に制作を依頼した。
- 所在地
- 新宿区
- 竣工
- 2006年
- 施工
- 清水建設
- 構造
- 鉄筋コンクリー 平屋建て
- 規模
- 104.62㎡(納骨堂 2040基収容)
- 関連サイト
- 琉璃殿 公式サイト